私たち雉子舎がつくる家具は素材の良さを一番に感じられる無垢材での家具づくりにこだわっています。無垢の家具とは、ベニヤや合板などを使わず、森から切り出させた原木を製材、加工した木そのものを使った家具のことを言います。無垢材を使う事で、素材そのものの重厚感やぬくもりを感じられます。また、丈夫で耐久年数が長く、100年後もアンティーク家具として使い続ける事ができ、使い込む程に味わいがでます。さらに、修復に関しても削ったり、切ったりすることで新品同様によみがえり環境にもやさしいのが無垢の家具の特長です。
雉子舎が無垢の家具にこだわる理由は、自然のエネルギーが創り出した木そのものが持っている色、形、木目といった個性を感じ取っていただきたいからです。



無垢の魅力を伝え、使い続けていただく家具をつくるには、木のもつ個性を知るところから始まります。木は自然の産物であり、同じ種類の木であっても一本一本に個性があります。その色、形、木目はすべて異なり、木という素材はすでに自らデザインを内包しているといえるでしょう。それぞれの個性を熟知し、質の高い家具に作り上げていくことが職人の誇りともいえます。
雉子舎の家具づくりは、職人ひとり一人が、材となる無垢の木と真正面から向き合い、無垢の木の魅力を人の手によってさらに引き出し、100年後も使い続けていただけるような家具づくりを心がけています。



飛騨の木工には古い歴史があります。奈良時代の和歌にも「飛騨の匠」について詠まていたり、かつての都、平城京や東大寺の造営にも「飛騨の匠」が活躍したといわれています。今では「飛騨の匠」の技は脈々と受け継がれ、街中にはすぐれた「飛騨の匠」の技をご覧いただく事ができます。
一般社団法人日本家具産業振興会では国産家具表示ができる事業者として認定する事業を実施しています。当社が所属しております協同組合飛騨木工連合会では地域団体商標を取得しており、当社も国産家具表示事業者の認定を受けております。
飛騨デザイン憲章




木材市には国内外から様々な樹種の原木が集まっています。その中から雉子舎の家具にふさわしい原木をみつける事は無垢の家具を作る上で最も重要なスキルです。

木の表情は製材によって決まります。ノコを入れる向きを慎重に検討しながら木を開いていきます。木に秘められた自然のデザインに触れる瞬間です。

製材後は1年以上かけて天然乾燥を施し、その後人口乾燥炉で含水率を8%前後まで落とします。この乾燥熱で殺虫処理も同時に施されます。

乾燥後、木目の流れや節の状態を読みながら、適材適所を見極めてパーツを木取りしていきます。

機械加工ではパーツの切り出しや面取り、ダボやほぞの穴あけなどを行います。

機械加工したそれぞれのパーツを、手カンナによって、機械では出せない絶妙で滑らかなラインへと削り込んでいきます。

「木は木で締める」という日本伝統の木造建築技術を応用した木組みにより接合。

手で触れた時の感触も感じ取っていただきたいので手仕上げにはこだわっています。

刷毛塗りと拭き取りを繰り返し、十分にオイルを染み込ませると、無垢材特有の美しいツヤが出て、木地の色に深みが出てきます。 最後にワックスで仕上げます。

匠の技術を受け継ぐ現代の職人たちがそのノウハウを余すところなく発揮して、皆様にお届けする家具を製作しています。
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